watari-dori’s diary

温泉大好き、家族向けアニメ・漫画大好きです。現在禁酒中。

『はずれ先生』が息子を大きく成長させた、という話

こんにちは!watari-doriです。

amazonの注文履歴を見ていていると、その時何を考え何を悩んだか…今はすっかり忘れているけれど…が見えて来ます。

ちょうど、↓の本を買ったとき、長男は小学校の担任教師との関わりでとても悩んでいました。

 

学校の先生に対して『はずれ』とは、ずいぶん失礼なタイトルですが、実際にはそういう先生が存在するのです。

熱意がない、指導力がない。

息子も、『はずれ先生』の下で1年間苦しい思いをしました。

でも、その1年間で息子は精神的に大きく成長しました。

今思うと、あの苦しみは成長に必要なものであったのだと思います。

というわけで、子供と学校の担任の先生関係で悩んでいる人の参考になればと思い、記事を投稿します。

 

 

 

 

学級崩壊常連のT先生。そして盛り上がらない授業参観が印象的な1学期。

T先生が息子の担任になったのは、小学校中学年のときでした。

以前、学級崩壊を起こしたクラスの担任だった、という噂が流れており私も不安に見守っていました。

当時、自分はあまりPTA活動などに関わっていないため、学校に行くのは授業参観などの行事中心でした。

ある日、授業参観に行ったときのことです。T先生は淡々と国語の授業をしていました。

とてもクラスは静かでしたが、うるさくない代わりに、退屈そうな空気が流れていました。

両隣のクラスからは、子供が活発に発言する声が聞こえてきます。

T先生は、まるでマニュアルがあるように、ただ読み上げ、子供に質問し当てていくだけ。

おそらく、子供を傷つけるタイプの先生ではないとわかりましたが、見た目的にはベテランの先生…それにしては工夫のない授業をする印象が残りました。

 

 

個人面談の衝撃。15分、息子の欠点をとうとうと述べるT先生。

1学期の終わりに、保護者の個人面談がありました。

時間は15分。

私が座るやいなや、T先生は息子の行状を淡々と非難し始めました。

・落ち着きがない

・授業中私語が多い

・掃除に積極的ではない

・教師の言うことを聞かない

…などなど、これでもかという位、述べました。

どうやら、T先生からみると、息子の長所はないようです。

確かに、おとなしい子ではありませんでしたが、今までの個人面談では、多くの先生が短所と長所を述べた上で、「この子をどう伸ばしていくか」という視点で話してくれました。

面談と言うのは、子供の欠点を把握したうえで、どう育てていくか…それを話し合う場だと今までは思っていましたが、どうやら私の勘違いのようでした。

T先生には、息子は欠点だらけで教育する価値のない人間であったようです。

15分間、息子の行状を非難して、一方的に面談は終了しました。

本当にに息子の行いが悪かったか?それは、わかりません。

授業参観で見る限りは、確かに落ち着きはないし積極的な発言もありませんでしたが、全体的に見ると男子はそのような子がかなりいました。

「こんな一方的な見方をされていて、息子は大丈夫だろうか?」

不安のうちに、1学期が終了しました。

悩み始めた2学期

2学期になると、息子が暗い顔をしてぼやくことが増えました。

「T先生は、自分がちゃんとやっている時は全然見てくれない」

とよく行っていました。

今になって思うと息子なりにT先生の言うことを守ろうとして必死だったのでしょう。

しかしながら、T先生は息子だけではなく生徒のことを見る余裕なかったのだと思います。

このころから学級崩壊が始まりました。

他のお母さんの話を聞くと、どうやら複数名の男子が言うことを聞かず、授業中にふざけたり立ち上がったりしているようです。

(幸い息子はそこまでは関係していないようでした)

T先生の言うことを聞かない子供が増えたため、叱るときはT先生自身ではなく、校長室に連れて行って校長先生に怒ってもらう、ということもしばしばあったようです。

しかしながら、全体としては

「T先生には無理だから、仕方ない」

「もう少し我慢すれば3学期になり、終わりが見える」

という空気で、T先生を責める保護者はいなかったようです。(期待する保護者もいませんでしたが)

 

息子が変わった3学期

3学期になりましたが、クラスの状況は相変わらずのようでした。

学級崩壊続行中。

指導力がないT先生の言うことを聞かない生徒が多く、何かあると校長室行きでお説教tというパターンが定着。それで何とか3学期を乗り切ろうという算段だったのでしょう。

そんな中、息子の発言に変化が見られました。

「僕は、T先生を可哀そうだと思う」

「誰もT先生の言うこと聞いてあげない」

「だから僕は先生に協力している」

確かにそれは可哀そうだと思うのですが、親からすると我が息子の欠点しか見ないT先生に、そこまで温情をかけなくても…と思うのでした。

しかし息子は違ったのです。

工夫がなくつまらない授業、子供の長所短所をまとめて見れない余裕のなさ、指導力欠如…自分だったら不登校になってしまうような担任の先生に同情の念を持ち始めました。まさしく、

なんといういたわりと友愛じゃ!(by風の谷のナウシカ、大ババ様)

www.eiga-square.jp

です。

息子は、T先生にいたわりと友愛の心を持ってしまったのです。

彼が、T先生を乗り越えた瞬間です。

そのころから、息子の顔が大人の顔つきになってきました。

授業中に怒られたりして校長室行きのことも1~2回くらいありましたが、親から見ると精神的に落ち着いて提出物やプリントもしっかりとやるようになってきました。

おかげで大きく道を外れることなく、無事3学期を終えることができました。

息子は成長した、では先生は?

そんなわけで1年間が無事終わりました。

進級しクラス替えがあったので、息子はT先生から離れることができました。

高学年になった息子の担任は、指導力があると評判の良い先生。

T先生の下で苦しんで、成長した息子へのご褒美のように思えました。

そしてT先生は…1年生の担任になりました。

それから数年経ちましたが、T先生は1年・2年の担任を延々と繰り返しています。

良い評判は全く聞こえてきませんが、暴力・暴言タイプの教師ではないので、子供に深刻な被害は与えていないのだと思われます。

結局、T先生は成長していないようでした。

T先生との1年間で、親はどういう対応をしたか

はずれ先生との1年間、親はどういう対応をしていたか?

基本的に普段通りに接しつつ、

①T先生から否定され続けることによって息子が自信を失うことがないように、家では良い所は評価した

②T先生と相性は悪いにしても、自分のすべき勉強や提出物などはしっかりやるよう指導した

を気を付けました。色々と調べると、保護者から先生に手紙や電話で働きかけるという方法もあるようでした。

しかしながら、その時はこちらから先生に連絡したり、お手紙を書いたりはしませんでした。したところで、響く相手ではないと思ったからです。

 

ハズレ先生との1年間で、息子も自分も教訓を得ることができた。まさに反面教師。

 自分の父は教師でした。

平日は仕事を持ち帰り、夜遅くまでテストの添削。休日は部活の顧問として学校に1日出勤。父の背中を見て、

「あんな大変な仕事には就けない!」

と子供心に思いました。だから、教師という職業をとても尊敬しています。

でも、大変さを考慮した上で言いたい。

「あえて言おう、ハズレであると!」

 

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しかしそれでも、結果的に息子を大きく成長させてくれた先生であります。

感謝をすべきでしょう。

また、母である私にも、大切なことを教えてくれました。

職業人として、常に成長していかないとT先生のようになってしまう。

自分にとっても、息子にとっても、良い反面教師のT先生でした。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。wartari-dori